セルビア政府が中国企業との間でノヴィ・サドにおける橋梁建設工事を契約
10月2日、セルビア政府は、山東国際経済技術協力(Shandong International Economic & Technical Cooperation Group)との間で、セルビア第二の都市であるノヴィ・サドにおける新たな橋梁の建設工事契約を締結した。
セルビア政府プレスリリースによると、新たに建設されるのはドナウ川を横断する歩行者及び自転車用の橋であり、山東との契約には、この橋の設計・建設に加え、ノヴィ・サドの観光名所でもあるペトロヴァラディン要塞へ続くエレベーター付きトンネルの整備も含まれている。
解約額は3,800万ユーロとなっており、工事は遅くとも2025年4月までに開始され、24ヶ月以内に完了する予定とされている。
契約署名式に出席したブチェヴィッチ(Miloš Vučević)首相は、「新しい橋の整備によってノヴィ・サドがより良く、美しく、安全な都市になる」と述べ、山東側がこのプロジェクトに対し事前に資金提供したことで、セルビア国家予算への負担が軽減されたことを指摘した。
建設・運輸・インフラ省プレスリリースによれば、今回契約締結されたものを含め、ノヴィ・サドでは現在3つの新たな橋の建設プロジェクトが進行中であり、その総整備費用は3億6,000万ユーロとなっている。
山東及びそのグループ企業は現在、スヴィライナツ市中心部の12kmの道路区間整備事業及びニシュ空港改修という2つのインフラ整備事業を手がけているほか、セルビアにおいてこれまで多数のインフラ整備事業を受注している。
(アイキャッチ画像はペトロヴァラディン要塞とドナウ川、出典:Shutterstock)
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