政府がUAE企業との間でドゥラス港の拡張事業に関する契約を締結
1月30日、アルバニア政府は、UAE企業イーグルヒルズ社(Eagle Hills Real Estate Development)との間で、ドゥラス(Durrës)港の拡張事業に関する合弁企業設立契約を締結したと発表した。政府は、昨年8月にイーグルヒルズ者との間で了解覚書を交わしたと発表していた。
この契約に基づき、政府は新たな合弁会社株の33%を保有し、官民パートナーシップ(PPP)の形式で事業に関与するとされている。総事業費は21億7,000万ユーロ。
同事業はドゥラス港のうち約450haの土地を対象としており、「スーパーヨット」と呼ばれる超大型ヨットの寄港を可能とすることで、世界各地の富裕層を引きつけることが目標とされている。
署名式に出席したラマ(Edi Rama)首相は、「この事業は南東欧地域における初のこの種の試みであり、アルバニアだけではなく、南東欧地域の観光産業の様相を大きく変える可能性を秘めている。この事業に関わる建設事業だけで12,000人の雇用が創出され、またその後も長期的な経済成長が期待できる。これによって、若者が仕事を求めてアルバニアを出て行く必要がなくなり、既に国を離れた人々も戻ってくるだろう」と述べた。
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