アルバニア中銀が政策金利を2.25%に引き上げ

10月5日、アルバニア中央銀行(Bank of Albania)理事会は、政策金利をそれまでの1.75%から0.5ポイント引き上げ、2.25%とすることを決定した。またこれに伴い、翌日物借入金利を2.75%から3.25%へ、翌日物預入金利を0.75%から1.25%へと各々引き上げた。

同日記者会見を行ったセイコ(Gent Sejko)中銀総裁は、「供給サイドへのショックと国際市場における不確実性の増大が、インフレ圧力増大と経済の減速という形でアルバニア国内に伝播してきている。急速な物価上昇は引き続き金融市場と財政の安定化に対する最大のリスク要因となっており、金融政策の正常化継続が必要と判断した。」と述べた。

アルバニア国内のインフレ率(対前年同月比)は7月が7.5%、8月が8%に達しており、その背景にはウクライナ情勢の影響を受けた国際市場における食料品やエネルギーの価格上昇が影響していると、セイコ総裁は指摘した。

2022年に入り、中銀は3月、7月及び8月にも利上げを実施しており、今回が今年4回目の利上げとなった。

アルバニア中銀プレスリリース(英語)

(アイキャッチ画像出典:Shutterstock)

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