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ヴチッチ大統領がパリでマクロン仏大統領と会談-ベオグラード地下鉄整備で仏企業と契約へ

11月13日、セルビアのヴチッチ(Aleksandar Vučić)大統領は、フランスのマクロン(Emmanuel Macron)大統領の招待によりパリを訪問し、マクロン大統領と会談した。

セルビア大統領府プレスリリースによると、ヴチッチ大統領はマクロン大統領に対し、温かい歓迎、セルビアに対するフランスの理解、そしてセルビアの欧州連合(EU)加盟に向けたフランスの支持に感謝の意を表明した。ヴチッチ大統領は、セルビアが引き続き改革と欧州の価値観に基づく社会の構築に尽力していると強調し、両国関係は「近現代史上で最も強力」であると述べた。ヴチッチ大統領によれば、会談では戦略的問題、経済、農業、二国間協力、セルビアのEU加盟プロセスに加え、軍事技術協力や現在の地政学的状況についても議論された。ヴチッチ大統領はマクロン大統領のセルビア再訪問を要請し、「フランスは今後、我々の真の同盟国となると信じている」と語った。

また、同日夜、ヴチッチ大統領はパリで記者団に対し、ベオグラード(Belgrade)地下鉄1号線の建設に関して、12月15日までにフランスのアルストム(Alstom)社と契約を締結する意向を明らかにした。

出典:Александар Вучић

ヴチッチ大統領によれば、1号線は今後3年以内に完成する見込みであるとされている。アルストム社は2021年にセルビア政府と、車両供給や制御システムを含む1号線第1フェーズ建設に関する覚書を締結しており、建設作業は中国のパワーチャイナ(PowerChina)社が担当することになっている。

2024年3月には、両社とベオグラード市の公共交通会社「ベオグラード地下鉄・電車」(Belgrade Metro and Train)がプロジェクト推進における協力関係を定義する議定書に署名していた。

(アイキャッチ画像出典:Predsedništvo Srbije/Dimitrije Goll)

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