セルビア大統領:FCAは7月下旬よりクラグイェヴァツ工場でEV生産を開始する
6月25日、セルビアのヴチッチ(Aleksandar Vucic)大統領は、自動車大手ステランティスのセルビア子会社であるFCAセルビアが、セルビア南部クラグイェヴァツ(Kragujevac)の同社工場において、7月下旬より電気自動車(EV)の生産を開始すると発表した。
セルビア宮殿にて記者会見を行ったヴチッチ大統領は、2027年に予定されるベオグラード万博やセルビア西部でのリチウム鉱床開発計画等について説明する中で、FCAセルビアのEV生産について言及した。同大統領によれば、クラグイェヴァツ工場でのEV生産は7月後半に開始される見込みとなっており、生産開始式典には同大統領がステランティス社代表とともに出席する予定とされる。またセルビアで生産される新モデルのEVは、7月11日にイタリアで発表予定とされている。
同大統領はまた、セルビアで生産されるEVを購入する国民に対し、セルビア政府が1台当たり5,000ユーロの補助金を新たに交付すると述べた。
同大統領は昨年12月に、「ステランティス社がクラグイェヴァツ工場でフィアット・ブランドの小型車である「パンダ」のEV版モデルを製造する予定である」と述べていた。
(アイキャッチ画像はフィアット「パンダ」のハイブリッドモデル、出典:Shutterstock)
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