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セルビア中銀、Viber上での不当な広告を理由にプロクレディット・バンカを処分

3月24日、セルビア中央銀行(Narodna banka Srbije:NBS)は、通信アプリ「Rakuten Viber」を利用した広告キャンペーンが不当な商慣行に該当するとして、プロクレディット・バンカ(ProCredit Bank a.d. Beograd)に対して警告書を発出し、あわせて罰金を科したことを公表した。

、プロクレディット・バンカは、Viber上での個人間のメッセージのやり取りにおいて、利用者が「ローン(loan)」、「分割払い(instalment)」、「給与(salary)」、「経費(expenses)」といった特定のキーワードを入力した際、即座に「ローンを組む」という趣旨のメッセージリンクが送信される仕組みを運用していた。こうした手法は、消費者保護法(Zakon o zaštiti potrošača)第21条および第22条第1項第3号に規定される「攻撃的な商慣行」に該当し、同法第16条第1項が禁じる不公正な商慣行であると判断された。

NBSのプレスリリースによれば、今回の当局による検証の過程では、同行の広告において「注意!お金を借りるには費用がかかります」という法定の警告文が、金融サービス利用者保護法(Zakon o zaštiti korisnika finansijskih usluga)第17条第2項の定めに沿った適切な形で表示されていなかったことも確認された。これを受け、NBSは同行に対し、当該の不備に関する具体的な是正措置を講じるよう命じている。

プロクレディット・バンカは、当該の広告キャンペーンを立ち上げから数日以内に中止している。NBSは銀行法(Zakon o bankama)第118条に基づき、同行に対し今後同様の不当な広告を作成・配信することを禁止したほか、広告制作や意思決定に携わる従業員の研修体制を改善するよう指示した。罰金については、同法第117条の規定に従って科されている。

プロクレディット・バンカは、フランクフルトを拠点とするプロクレディット・ホールディング(ProCredit Holding)の完全子会社であり、主に中小企業や農業分野への融資を専門とする中堅商業銀行である。2025年9月末時点の総資産額では、セルビア国内で営業する19の銀行の中で第9位にランクされている。

(アイキャッチ画像出典:Shutterstock)

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