アルバニア議会が2024年予算案を可決:財政赤字は対GDP比2.5%
12月7日、アルバニア議会は2024年予算案についての投票を行い、予算案は可決された。
採択された予算案によれば、歳入は政府提出の当初予算案より13億レク増の6,760億レク(約66億ユーロ)、歳出は同24億レク増の7,374億レク(約72億ユーロ)となった。
採択された予算案は2024年の経済成長率を3.8%と見込んでおり、財政赤字は対GDP比2.5%となっている。
2024年の公共投資は対GDP比5.3%に当たる1,285億レク(約12億ユーロ)となっており、観光産、農業及びインフラ整備が重点分野とされており、インフラ整備とエネルギー分野に対し527億レク(約5億ユーロ)が投じられる。またアルバニアのEU加盟交渉においてEU側が重視する司法改革については、今年度より48億レク増の268億レク(約2億ユーロ)が割り当てられている。
防衛予算については、アルバニアの北大西洋条約機構(NATO)加盟以来初めて、NATO加盟国の目標値となっている対GDP比2%の水準に達する見込みとなっている。
2023年第3四半期時点でのアルバニアの公的債務残高は対GDP比64%となっているが、2024年末までには同60%以下に低下することが見込まれている。
(1ドル=101.78レク)
(アイキャッチ画像出典:Shutterstock)
この記事へのコメントはありません。