
セルビアのアイクバンク、同国銀行として初めてSEPAへの参加承認を取得
1月22日、セルビアの民間大手銀行であるアイクバンク(AikBank)は、欧州決済協議会(European Payments Council: EPC)から単一ユーロ決済圏(Single Euro Payment Area: SEPA)への参加に関する公式な承認を、同国の銀行として初めて取得したと発表した。
同行のプレスリリースによると、今回の承認を受けて2026年5月よりSEPAの基準に基づいたユーロ建て送金サービスの取り扱いを開始する予定だとされている。SEPAへの加入により、アイクバンクの顧客はSEPAに参加する41カ国・地域に対して、数秒以内での迅速な送金が可能となる。また、独自のフォーマットによる送金手続きの簡便化に加え、中継銀行の手数料が発生しないため、従来と比較してコストが大幅に削減され、透明性の高い決済手段を利用できるようになる。
アイクバンクのヨヴァノヴィッチ(Petar Jovanović)取締役会議長は、セルビアで最初にSEPA決済への道を開いたことは、同行の革新性と先進市場への適応に向けた尽力を示すものであるとし、数カ月後に開始されるサービスによって顧客がより迅速かつ簡便で、安価な海外送金を行えるようになることへの期待を表明した。
セルビアは2025年5月にSEPAの地理的対象範囲に含まれることが決定しており、EPCは当時、同国の決済サービス提供業者(PSP)が運用を開始できる最も早い日付(Operational Readiness Date)を2026年5月と設定していた。アイクバンクは、技術面、安全面、運用面における全ての基準を満たした最初の銀行として、この解禁日に合わせてサービスを開始することとなる。
今回のSEPAシステムへの加入は、国内企業の欧州市場へのアクセスを容易にし、輸出を促進するとともに、海外投資家にとってのセルビアの魅力を高める戦略的な一歩として位置づけられている。
アイクバンクは、多角的な事業を展開するMKグループ(MK Group)の銀行資産を管理する金融持株会社アグリ・ヨーロッパ・キプロス(Agri Europe Cyprus)の傘下にあり、資産規模ではセルビア国内で活動する19行中第5位に位置している。なお、同行は昨年、ギリシャのユーロバンク(Eurobank)の現地法人であったユーロバンク・ディレクトナ(Eurobank Direktna)を買収した後、行名をAIK BankaからAikBankへと変更している。
西バルカンでは、既に北マケドニア、アルバニア、モンテネグロの3カ国がSEPAに加盟し、SEPAスキームの運用が開始されている。
(アイキャッチ画像出典:Shutterstock)



























































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