セルビア政府が2024年補正予算案を採択

9月19日、セルビア政府は閣議において2024年補正予算案を採択した。これにより、歳入は当初予算から6.5%増の2兆1,730億ディナール(約185億6000万ユーロ)となった。

セルビア政府プレスリリースによれば、税収は当初予算から1,062億ディナール増の約1兆8,650億ディナール、非課税収入は同284億ディナール増の2,751億ディナールと見込まれている。

財務省は2024年の経済成長率を3.8%と予想しており、これは当初予算における予測値である3.5%から0.3ポイント上昇している。この補正予算により、資本投資、家族および児童保護、医療、農業、環境、教育、文化、防衛分野への歳出が増額されることになる。

マリ(Siniša Mali)財務大臣は、公共放送局RTSのインタビューにおいて、「この補正予算により農業部門への歳出が180億ディナール増加し、この部門の総予算が1,370億ディナール、すなわち国家予算の7.3%に達する」と述べた。また、医療部門には300億ディナール、教育部門には120億ディナールが追加されることも明らかにした。

マリ財相はまた、2027年までに平均賃金を1,400ユーロ、最低賃金及び年金額を650ユーロとすることが政府の重要な目標であると強調した。

2024年の当初予算では、財政赤字の目標値は1,970億ディナールとされており、これは予想される国内総生産(GDP)の2.2%に相当するものであった。

(アイキャッチ画像出典:Shutterstock)

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