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スターリンク、2026年第2四半期末までにモンテネグロ市場へ参入

2月24日、モンテネグロの電子通信・郵便事業庁(Agencija za elektronske komunikacije i poštansku djelatnost:EKIP)は、マスク(Elon Musk)氏が率いる米スペースX社の衛星インターネットサービス「スターリンク(Starlink)」が、2026年第2四半期末までに同国市場に参入する見通しであることを明らかにした。

EKIPプレスリリースによれば、EKIPとスターリンクは2023年以降、同国市場への参入に向けた規制条件や手続きについて継続的に協議を重ねてきた。2026年2月9日には両者の代表者による実務会合が開かれ、モンテネグロにおける公共電子通信ネットワークおよびサービスの提供に関する登録手続きや、通信事業者登録に伴う権利と義務などの行政的・手続的な詳細が議論された。

スターリンクは現在、モンテネグロ国内でのサービス提供主体となる現地法人の設立手続きを開始しており、法人登記の完了後にEKIPに対して通信事業者としての登録申請を行う予定である。同社は、2026年6月末までにモンテネグロ国内のユーザーに対してサービスを開始するための諸条件が整うと予測している。従来の衛星インターネットサービスの多くが、高度約3万5,786キロメートルの静止軌道上にある単一の衛星を利用し、データの伝送に600ミリ秒以上の大きな遅延(レイテンシ)が発生するのに対し、スターリンクは高度約550キロメートルの低軌道(LEO)に配置された6,750基以上の衛星群によって地球全土をカバーしている。この低軌道化により、遅延は約25ミリ秒程度にまで大幅に短縮され、従来の衛星通信では困難であった4K動画のストリーミング、オンラインゲーム、ビデオ通話といった高速かつリアルタイム性が求められる用途にも十分対応可能となる。

南東欧地域においてスターリンクは既に、アルバニア、ブルガリア、コソヴォ、北マケドニア、ルーマニア、モルドヴァ、クロアチアでサービスを提供している。また、2026年内にはボスニア・ヘルツェゴヴィナおよびセルビアへの参入も計画されている。

(アイキャッチ画像出典:Shutterstock)

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