コソヴォ政府がトルコ企業と弾薬製造工場建設に合意

12月16日、コソヴォのクルティ(Albin Kurti)首相は、トルコ国営の防衛企業である機械・化学産業会社(MKE)とコソヴォ政府が、コソヴォでの弾薬工場建設に関する契約を締結したと発表した。

この契約に基づき、MKEはNATO規格の各種口径弾薬を生産する工場を建設するとともに、製造機械の提供、従業員の訓練、定期的なメンテナンス、品質検査の実施および検査システム用機器を提供する。

クルティ首相によれば、新たに建設される工場は稼働後、コソヴォ政府が100%を所有する企業として運営される予定となっている。この工場では5.56ミリと7.62ミリの2種類の弾薬を生産する計画であり、2年以内の完成を目指すとされている。また、契約には戦闘用ドローンの設計も含まれているという。

MKEは1950年に設立されたトルコの防衛産業企業で、小火器から重火器まで幅広い武器・弾薬を生産している。MKEによれば、同社の製品は40カ国以上に輸出されており、NATO規格の装備品製造で豊富な実績を有している。

コソヴォ政府は先月、国内での弾薬生産とドローン開発を進める方針を表明していた。

参考記事

(アイキャッチ画像出典:Albin Kurti公式Xアカウント)

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