コソヴォと北マケドニアが共同での国境管理に合意

11月18日、コソヴォと北マケドニアの両政府は、両国の国境における2カ所の国境検問所の共同運営に関する了解覚書に署名した。

この覚書に基づき、2025年より、ハニ・イ・エレジト=ブラツェ間及びグロボチツェ=ヤジンツェの国境検問所における国境管理業務は、両国国境管理当局の合同事務所によって実施されることになる。

この覚書は、プリシュティナで開催された両国政府の合同閣議の機会に署名されたものであり、北マケドニア政府発表によれば、このほかに両国政府間では、電気・ガスの相互供給を通じたエネルギー分野での協力に関する議定書及び教育分野での協力に関する覚書が署名された。

署名後の共同記者会見において、ミツコスキ首相は、両国間の今年の貿易額は5億ユーロを超える見通しであると述べ、両国間の経済関係が著しく発展していることを強調した。

一方、コソヴォ政府発表によれば、合同閣議に先立ちミツコスキ首相との首脳会談を行ったクルティ(Albin Kurti)コソヴォ首相は、両国の二国間関係の強化とEU加盟に向けた両国の共通のプロセスを進めることの重要性を確認するとともに、コソヴォのNATO盟に向けた取り組みも協議された。

(アイキャッチ画像出典:北マケドニア政府ウェブサイト)

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