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モンテネグロが「汎欧州ネットワーク」に関するEU加盟交渉を暫定的に完了

3月17日、欧州連合(EU)とモンテネグロは、ブリュッセルで開催された第26回閣僚級加盟会議において、加盟交渉における33の制作分野(チャプター)のうちのひとつである、第21章「汎欧州ネットワーク(Trans-European networks)」に関する交渉を暫定的に完了した。欧州委員会プレスリリース及びモンテネグロ政府プレスリリースによれば、今回の会議は、EU理事会議長国を務めるキプロス(Cyprus)の下で開催された2度目の政府間会議であり、モンテネグロ側の代表団はスパイッチ(Milojko Spajić)首相が率いた。キプロスのラウナ(Marilena Raouna)欧州問題担当副大臣は、現在の地政学的文脈においてEU拡大は平和と安全、安定、そして繁栄への地政学的な投資であると強調し、モンテネグロが拡大プロセスにおけるフロントランナーとしての地位を維持し、自らの功績に基づいて交渉に強い弾みをつけていることを高く評価した。

モンテネグロは現在までに全33のチャプターすべてについて交渉を開始しており、今回の合意によって暫定的に交渉完了したチャプターは計14章に達した。近年の進展は目覚ましく、2026年1月26日に閉鎖された第32章「財務統制(Financial control)」に続き、わずか2ヶ月足らずで新たな進展を見たことになる。これに先立つ2025年12月には、第3章「事業設立の権利およびサービス提供の自由」、第4章「資本の自由移動」、第6章「会社法」、第11章「農業・農村開発」、第13章「漁業」の5つのチャプターが同時に算定的に交渉完了していた。さらに、2025年6月には第5章「公共調達」が、2024年12月には第7章「知的財産権」、第10章「情報社会・メディア」、第20章「企業・産業政策」がそれぞれ完了されており、交渉プロセスは加速の様相を呈している。

モンテネグロ政府は、2028年に28番目の加盟国としてEU入りを果たすという目標を掲げ、2026年末までに残る19の交渉チャプターすべてについて交渉完了することを目指している。コス(Marta Kos)欧州委員(拡大担当)は自身のSNSにおいて、モンテネグロをEUへの道において最も進んだ候補国であると称賛する一方、今後も多くの課題が残されていると指摘した。特に「法の支配」への注力を継続し、改革のペースを維持することの重要性を強調している。EU側は、必要に応じて今回閉鎖されたチャプターの交渉を再開する権利を留保しており、今後もモンテネグロによるEU法(acquis)の整合および実施状況のモニタリングが継続される。

(アイキャッチ画像出典:Shutterstock)

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