西バルカンにおける経済自由度トップはアルバニア:カナダのシンクタンク調査
カナダのシンクタンクであるフレーザー研究所(Fraser Institute)が発表した「2022年版世界経済自由度報告書(Economic Freedom of the World:2022 Annual Report)」によれば、西バルカンにおいて最も経済自由度が高いのはアルバニアであるとされた。
同報告書は、各国の経済政策及び制度が自由経済の促進にどの程度寄与しているかを10点満点で評価するものであり、毎年発表されている。
2022年版報告書は2020年時点のデータに基づいており、それによれば、7.64点で世界26位となったアルバニアが西バルカンで最も高い評価を得ている。これに次ぐのは7.46点で40位となったモンテネグロであり、以下、北マケドニアが7.16点で61位、セルビアが6.82点で84位、ボスニア・ヘルツェゴビナが6.64点で89位となっている。なお、コソボは評価対象外とされている。
西バルカン以外の南東欧諸国では、7.74点で世界19位となったルーマニアがトップに位置し、ブルガリアが7.69点で23位と続いている。一方で、クロアチアは北マケドニアと同様の7.16点で61位、モルドバは7.05点で69位、スロベニアは7.00点で75位となっている。
世界で最も経済自由度が高いとされたのは8.59点の香港であり、これに8.48点のシンガポール、8.37点のスイスが続いている。なお、日本は7.82点で12位に位置している。
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