
セルビアが2027年初頭までの徴兵制復活を決定:周辺国の防衛協力強化に対応
1月30日、セルビアのヴチッチ(Aleksandar Vučić)大統領は、セルビアが2026年12月または2027年3月から徴兵制を復活させる方針を明らかにした。
国内公共放送RTSが報じたセルビア軍の能力分析結果に関するブリーフィング後の会見において、ヴチッチ大統領は、関連する法改正を経て同年9月または10月より男性の徴兵登録を開始し、兵役期間は75日間とすると表明した。セルビアでは2011年に男性に対する6カ月間の兵役義務が廃止されており、今回の決定により約15年ぶりに制度が復活することとなる。
ヴチッチ大統領は、セルビアの周辺地域において同国に対抗する軍事同盟が形成されていることに強い懸念を表明した。ヴチッチ大統領は、セルビアが他国を挑発することなく、自国への侵略を抑止するために責任ある重厚な対応をとっていると強調した上で、空軍や防空軍を筆頭に防衛能力が劇的に向上していると述べた。現在、セルビアは国内総生産(GDP)の2.65%を防衛および安全保障分野の予算に充てている。
ヴチッチ大統領は具体的な軍事同盟の名称には言及しなかったものの、地域情勢を巡っては、2025年3月にアルバニア、クロアチア、コソヴォの3カ国が、防衛能力の強化と共同訓練を通じた相互運用性の向上を目指す防衛協力協定に署名している。これに呼応する形で、セルビアも直後にハンガリーと同様の協定を締結していた。
南東欧地域では、クロアチアが2026年1月から男性の徴兵制を再開することを既に決定しており、モルドヴァを含め、周辺国で徴兵制を維持・復活させる動きが加速している。
(アイキャッチ画像出典:Shutterstock)





























































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