セルビア、北マケドニア、アルバニアが労働市場の統合に関する議定書に署名:3月1日より共通労働市場が発足へ

1月22日、セルビア、北マケドニア、アルバニアの3カ国は北マケドニアのスコピエにおいて、共通労働市場の創設に関する議定書に署名した。これにより、2024年3月1日より3カ国の労働市場が共通化され、原則として協定参加国の市民は他の当事国における労働許可及び労働目的での滞在許可の取得が不要となる。

署名されたのは「西バルカンにおける労働市場への自由なアクセスの条件に関する合意の実施議定書」及び「西バルカン市民の電子的身分照会スキームへの接続に関する議定書」の2つ。3カ国は西バルカン地域における市場統合を目指す取り組みである「オープン・バルカン」イニシアティブに参加しており、同イニシアティブの下で2021年12月に労働市場の共通化に合意していた。

セルビアのブチッチ大統領は、「この議定書の署名により、オープン・バルカン参加国の間では完全に自由な労働市場が確立されることになる。」と述べた。

セルビア政府プレスリリース

「西バルカンにおける労働市場への自由なアクセスの条件に関する合意」(北マケドニア政府ウェブサイトより)

「西バルカン市民の電子的身分照会スキームへの相互接続に関する合意」(北マケドニア政府ウェブサイトより)

(アイキャッチ画像出典:Shutterstock)

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