公共暖房費が約14%値上げ

8月1日より、公共暖房費(注:北マケドニアを含む西バルカン諸国では、都市部を中心に冬季の暖房として集中暖房が主に利用されており、その費用は公共料金として年間を通じて徴収されることが一般的となっている)が14.18%値上げされた。平均的な家庭の場合、これまで毎月約1,800デナル(約30ユーロ)の支払いであったものが、約250デナルの値上げとなる。

北マケドニア・エネルギー規制委員会のビスリモスキ委員長は、「欧州全域がエネルギー分野において深刻な問題を抱えており、その原因はエネルギー価格の高騰とロシアからのガス供給量の低下である。我々が暖房の熱源として使用するガスの価格は、1年前の10倍の価格となっている。暖房熱源の供給元企業は最大で78%の値上げを要請していたが、14%の値上げに抑えられたのは、政府予算による莫大な補助金のおかげである。」と述べた。

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