セルビア大統領とNATO事務総長が電話会談
8月3日、セルビアのブチッチ(Aleksandar Vucic)大統領と北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)事務総長が電話会談を行い、コソボ北部での最近の情勢緊迫化について議論した。
セルビア大統領府は会談後、「ブチッチ大統領はストルテンベルグ事務総長に対し、コソボにおける極めて困難な状況とプリシュティナ側の行動によって更なる恐怖と不安がコソボのセルビア人にもたらされていることを説明した。ブチッチ大統領はまた、セルビアはブリュッセル合意及び安保理決議1244号に違反しておらず、問題解決のために責任ある振る舞いを継続する意向である点を重ねて強調した。両者はベオグラード・プリシュティナ間対話の継続と地域における平和と安定の維持が重要であるという点で一致した。」と発表した。
一方、ストルテンベルグ事務総長は会談後、自身のTwitterアカウントからの発信を通じて、「EUが仲介する対話において両当事者が建設的に関与し、外交を通じて立場の相違を解決することが重要である。NATOは国連から付与された任務権限に従い、安定が脅かされた場合には介入する用意がある。」と述べた。
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