EBRDとスイス政府がセルビア地方都市の暖房設備近代化に対し4,050万ユーロを支援

 9月20日、セルビア政府及び11の自治体が、欧州復興開発銀行(EBRD)及びスイス政府との間で、セルビア地方都市における都市暖房設備の近代化支援を目的とした総額約4,050万ユーロのプロジェクト実施に関する了解覚書に署名した。

 当該プロジェクトは、ニシュ(Nis)、クラグイェバツ(Kragujevac)、ノビ・パザール(Novi Pazar)、クラリェボ(Kraijevo)等11の地方都市において、都市暖房設備の近代化改修を行うとともに、現在は化石燃料が主体となっている都市暖房の熱源について、再生利用可能エネルギーへの切り替えを促進し、冬季の安定的な都市暖房運用と空気汚染の低減を目指すものとされている。プロジェクト期間は4年間とされ、プロジェクト予算のうち3,000万ユーロをEBRDが融資し、更にEUが300万ユーロ、スイス政府が750万ユーロを無償援助する。

クラグイェバツで行われた署名式に出席したミハイロビッチ(Zorana Mihajlović)副首相兼鉱業エネルギー大臣は、「再生利用可能エネルギーの利用率を上げることで、対象自治体の住民はより清浄で健康的な環境を手に入れ、また対象自治体は安定的で効率的な暖房運用を可能とすることができる。」と述べた。

セルビア政府プレスリリース(英語)

(アイキャッチ画像出典:セルビア政府ウェブサイト)

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