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北マケドニアが10億ユーロのユーロ債を発行

1月13日、北マケドニア財務省は、総額10億ユーロに達する第10次ユーロ債の発行に向けた入札を成功裏に完了した。今回のユーロ債は、償還期間4年の5億ユーロ分と、同8年の5億ユーロ分の二つのトランシェに分割して発行された。金利については、4年債が3.875%、8年債が4.750%に設定されている。財務省プレスリリースによれば、8年という長期の償還期間が設定されたのは過去20年以上で初めてのことであり、これは政府が進める改革プランに対する国際市場の強い信頼を裏付けるものであるとしている。

今回の発行に対しては、世界中の150以上の投資家から総額40億ユーロを超える入札があり、募集額に対して大幅な需要超過となった。投資家層は多岐にわたり、ドイツ、米国、英国などの著名な機関投資家や年金基金、保険会社などが含まれている。入札開始からわずか1時間で需要は20億ユーロに達し、米国市場の開始後には最終的に40億ユーロを突破した。この結果、金利は指標となる欧州銀行間取引金利(Euribor)に対して、過去20年間の発行事例の中でも極めて低い水準に抑えられた。フィッチ・レーティングス(Fitch Ratings)は、今回のユーロ建て債券に対し、同国の格付けを反映した「BB+」を付与している。

財務省によれば、調達された資金のうち、約7億ユーロは2020年に発行されたユーロ債の償還に充てられ、残りの約3億ユーロは予算赤字の補填および開発プロジェクトの資金として活用される。北マケドニアは、2026年において西バルカン地域および欧州連合(EU)外の国として、国際資本市場に最初に参入した国となった。今回の発行に先立ち、財務省のチームは2025年11月にロンドンで投資家向けのプレゼンテーションを実施したほか、2026年1月11日から12日にかけても60以上のグローバル投資家と協議を重ねるなど、戦略的な準備を進めてきた。なお、今回の発行プロセスにおいては、バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)が主導的な調整役を務めた。同国による前回のユーロ債発行は2023年2月の6億ユーロ規模であったが、今回はそれを大きく上回る規模での資金調達に成功した形である。

(アイキャッチ画像出典:Shutterstock)

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