セルビア大統領「日本電産のノビ・サド工場は5月より操業開始予定」

2月23日、ブチッチ(Aleksandar Vučić)セルビア大統領は、日本電産がセルビア北部の都市ノビ・サド(Novi Sad)で建設中の新工場について、「5月より操業開始の予定である」と述べた。ノビ・サド市近郊で開催されたコンチネンタル社(独)の新たな車載パーツ工場の開設式典において述べたもの。

日本電産(NIDEC Electric Motor Srbija d.o.o.)の新工場建設工事は2021年12月より始まり、その登記規模は最大で約2000億円(15億ユーロ)に上ると見込まれている。ノビ・サド工場では、電気自動車(EV)の動力装置である「イーアクスル」が生産される予定となっている。

日本電産の小部博志社長は、日本経済新聞の取材に対し、「日本電産はイーアクスルで、中国、フランスの既存工場に加えて、ポーランド、メキシコなどに新工場を建設する計画がある。セルビア工場も近い将来に量産に入る。26年3月期にはイーアクスルを全世界で400万台販売する計画であり、生産能力の合計はその倍の800万台にしていく」と述べている。

ノビ・サド新工場は、第1期工事の完了後には総面積59,760平方メートルとなり、約1,000人を雇用する計画とされている。

(アイキャッチ画像出典:Shutterstock)

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