ストゥルミツァ市が市バス用車両としていすゞ系列企業製EVを導入:公共交通の完全EV化はバルカン初
8月22日、北マケドニア南東の自治体であるストルミツァ(Струмица)市は、同市が市バス用の車両として購入した、アナドールいすゞ(AIOS)製の電気自動車(EV)10台を受領したと発表した。
同市Facebookアカウントの投稿によれば、今回納入された車両は、AIOSが欧州市場向けに開発した定員48名のEVバスである「ノボシティボルト(Novociti Volt)」であり、8年間の保証がついたリチウムイオン電池と出力270kwのT4モーターを搭載している。今回の購入費用は700万ユーロとされている。
同市のコスタディノフ(Костадин Костадинов)市長は、自身のインスタグラムアカウントへの投稿において、「本日、ストルミツァ市は歴史的な日を迎えた。10台のEVバスの導入によって、ストルミツァは北マケドニアのみならずバルカンにおいて唯一、公共交通の完全EV化を果たした街となった」と述べた。
同市は9月11より納入されたEVバスの運行を開始する予定となっている。
AIOSは、トルコのアナドールと日本のいすゞ自動車及び伊藤忠商事による合弁企業であり、いすゞ自動車ウェブサイトによれば、出資比率はアナドールが55.4%、いすゞが16.99%、伊藤忠が12.74%となっている
(アイキャッチ画像出典:ストルミツァ市Facebook)
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