セルビア:2023年のインフレ率は12.1%

セルビア統計局は、2023年12月のインフレ率(消費者物価指数)について、前年同月比7.6%であったと発表した。前月の8%から0.4ポイント低下した。また前月比でのインフレ率は0.1%であった。

費目別に見ると、住居・水道光熱費(前年同月比11.6%及び前月比0.1%)が最も高い数字を示しており、そのほか飲食店・ホテル(同9.7%及び0.2%)、家財・住居維持費(同9.4%及び0.1%)、アルコール飲料・タバコ(同9.2%及び1%)、食料品・非アルコール飲料(同8.4%及び0.2%)などとなっている。

一方、2023年通年でのインフレ率は前年同期比で12.1%となった。

通年で見た場合、最も価格上昇が目立ったのは食料品・非アルコール飲料及び飲食店・ホテル(ともに17.9%)であり、住居・水道光熱費(17.4%)、家財・住居維持費(15.7%)がこれに続いている。

セルビアは西バルカン地域内でもインフレ率の高止まりが長く続き、食料品の価格上昇が周辺国よりも長く続いたことで、市民生活への影響がより大きなものとなった。

セルビア統計局プレスリリース

(アイキャッチ画像出典:Shutterstock)

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