報道:スルプスカ共和国政府が中国企業との間でサイバーセキュリティに関する契約を締結

ボスニア国内報道によれば、ボスニア・ヘルツェゴビナを構成する二つの政体の一つであるスルプスカ共和国(RS)政府が、中国の防衛電子機器・サイバーセキュリティソリューション提供企業であるELINCとの間で、5,700万マルカ(約29.1百万ユーロ、約46億円)のセキュリティソフトウェア調達契約を締結したとされている。

これら報道によれば、RS情報通信技術庁は、「このソフトウェアは公共行政および重要インフラ向けで、RSの管轄下にある780の公的機関で今後10年間使用される予定だ」と発表している模様。

同報道によれば、この契約は入札手続きなしで締結されており、透明性や競争性の観点から疑問を呈する声も挙がっている。

また同報道によれば、ELINC社は、中国国有企業である中国電子(CEC)の子会社であるとされている。

(アイキャッチ画像出典:Shutterstock)

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