北マケドニアがユーロ債償還のためハンガリーから5億ユーロの融資契約を締結:10月に続き2回目
12月20日、北マケドニア財務省は、ハンガリー輸出入銀行との間で5億ユーロの融資契約を締結したことを発表した。北マケドニアは10月にもハンガリーからの融資契約を締結しており、これに続く2回目の融資契約となった。
北マケドニア財務省プレスリリースによると、融資条件は、返済期間15年(うち3年間は据置期間)、金利3.25%となっている。
ディミトリエスカ=コチョスカ(Гордана Димитриеска-Кочоска)財務大臣は、「この新たな融資契約により、2018年に発行したユーロ債の返済に必要な5億ユーロを確保し、来年1月に償還期限を迎える債務の返済に向けて有利な条件を確保できた」と述べるとともに、新規のユーロ債発行と比較して有利な条件での資金調達が実現できたことを強調した。
同財務大臣によると、新規のユーロ債発行の場合、金利は6%以上になると見込まれていたため、今回の融資により予算面での節約が可能になるとされている。さらに手数料についても、ユーロ債発行の場合は100万ユーロ以上が必要になるところ、今回の融資では約5万ユーロで済むという。
北マケドニアは今年10月にも、予算支援、地方自治体の開発プロジェクト、経済支援を目的とした5億ユーロの融資契約をハンガリー輸出入銀行と締結している。
(アイキャッチ画像出典:Shutterstock)
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