
アルバニア政府、汚職容疑のティラナ市長を解任
9月25日、アルバニア政府は、首都ティラナの市議会が提出したヴェリアイ(Erion Veliaj)市長の解任案を承認した。ヴェリアイ氏は汚職および資金洗浄の容疑で当局によって拘束されており、職務の遂行が不可能であることが解任の理由となっている。
ラマ(Edi Rama)腫瘍が率いる国政与党・社会党(Partia Socialiste, PS)に所属するヴェリアイ氏は、2025年2月に特別汚職・組織犯罪対策検察局(Struktura e Posaçme Kundër Korrupsionit dhe Krimit të Organizuar, SPAK)によって逮捕された。容疑には、同氏の妻も関与したとされる組織的な汚職や公的資金の不正使用が含まれている。
逮捕以降、市長の職務はリスタニ(Anuela Ristani)副市長が代行していた。
今回の解任決定に先立ち、9月初旬にはラマ首相が、ティラナ市議会のPS所属議員に対し、ヴェリアイ氏を解任するよう要請していた。ヴェリアイ氏はかつて、ラマ首相の有力な後継者の一人と目されていた人物でもある。
政府による今回の決定は、官報に掲載され次第、その効力を生じる。閣僚評議会の決定は、通常15日以内に公布されることになっている。
(アイキャッチ画像出典:dreamestime)
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