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北マケドニアが米国製軍用車両29両を追加受領-ストライカー装甲車やUAVも調達予定

8月15日、北マケドニアは、米国から購入した統合軽戦術車両(Joint Light Tactical Vehicle, JLTV)29両を受領した。これにより、北マケドニア軍が保有する同型車両は合計67両となった。

北マケドニア国防省プレスリリースによれば、シュティプ(Shtip)市の「ヤネ・サンダンスキ(Jane Sandanski)」兵舎において行われた受領式典には、ミツコスキ(Христијан Мицкоски)首相、ミサイロフスキ(Владо Мисајловски)国防相、ラフチスキ(Сашко Лафчиски)参謀総長及びアゲラー(Angela Aggeler)駐北マケドニア米国大使らが出席した。

ミツコスキ首相は演説で、「国の安全保障と平和、安定の維持は、社会が発展し、全ての市民に未来を提供するための基本的な前提条件である」と述べ、軍の装備強化を着実に進めていく意向を表明した。

ミサイロフスキ国防相は、今回受領した車両が、同国の軽歩兵大隊群に配備されることを明らかにした。また、米国との協力に基づき、ストライカー装甲車の導入も間もなく開始される見通しであると述べた。さらに、特殊部隊装備や無人航空機システム(UAV)、サイバー防護装備の調達を含む7件の新規契約が米国との間で締結されたことを発表し、防衛力近代化への強い意志を示した。

アゲラー米国大使は、これらの装甲車が「北マケドニアとその防衛能力に対する米国の継続的な支援の具体例」であり、「近代化され、今日の複雑な安全保障環境の要求に応える準備ができた軍隊への進歩を示す、強力な象徴」であると述べ、両国の強固なパートナーシップを強調した。

2020年に北大西洋条約機構(NATO)に加盟した北マケドニアは、加盟国としての責務を果たすべく、米国との戦略的協力を通じて軍の近代化と相互運用性の向上を加速させている。

(アイキャッチ画像出典:北マケドニア国防省)

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