EU特別代表が独仏特使と共にコソボとセルビアを訪問
9月9日、EUのライチャーク(Miroslav Lajčák)ベオグラード・プリシュティナ間対話及び西バルカン担当特別代表は、コソボとセルビアを相次いで訪問し、クルティ(Albin Kurti)コソボ首相及びブチッチ(Aleksandar Vučić)セルビア大統領と会談した。ライチャーク特別代表の訪問には、ドイツのプレトナー(Jens Plötner)外務・安全保障担当首相補佐官及びフランスのボンヌ(Emanuel Bonne)大統領外交補佐官も同行した。
ライチャーク特別代表は、一連の会談後に自身の公式Twitterアカウントを更新し、「本日、仏及び独の代表とともに、セルビア・コソボ間対話の進展に向けた選択肢を探るための重要な議論を行った。今後数日にわたりこのプロセスは継続する。」と述べたが、議論の具体的な内容については触れなかった。
コソボ首相府は会談後のプレスリリースにおいて、「会談では、原則に基づき十分に準備された対話に関与する用意があるというコソボ政府の姿勢が強調された。クルティ首相は、対話の目標はコソボ・セルビア両国の相互承認が基盤となるべきであることを改めて強調した。」と述べた。
一方、ブチッチ・セルビア大統領は会談後に自身のInstagram公式アカウントを更新し、「コソボ独立は決して承認しない。セルビアは、セルビア憲法と国連安保理決議1244号に基づいた妥協にいつでも応じる用意がある。我々は諦めない。」と述べた。
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