スルプスカ共和国政府が中国企業との間で高速道路建設工事契約を締結

8月24日、スルプスカ共和国(ボスニア・ヘルツェゴビナを構成する二つの政体のうちの一つ)の運輸・通信省は、中国建築股份有限公司(China State Construction Engineering Corporation Limited)との間で、総額6億5,000万兌換マルク(約3億3,230万ユーロ)の高速道路建設工事契約を締結したと発表した。

工事の対象となるのは、ボスニア北東部ブコサブリェ(Vukosavlje)からセルビアとの国境までを結ぶ約70kmの高速道路のうち、ブコサブリェからブルチュコ(Brcko)までの約33kmの区間であり、工事内容には3カ所のインターチェンジと1カ所のサービスエリア設置が含まれている。工事に向けた作業は8月31日より開始予定とされている。スルプスカ共和国道路公社は7月下旬に、競争入札の結果、8者の応札者の中から中国建築股份有限公司が当該区間の工事業者に選定されたと発表していた。

この高速道路は、将来的にはスルプスカ共和国の中心都市であるバニャルカ(Banja Luka)とセルビアの首都ベオグラードを結ぶ道路の一部となることが予定されている。

スルプスカ共和国政府プレスリリース(セルビア語

(注:ボスニアは1ユーロ=1.95583兌換マルクの固定レートを採用している)

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