世界銀行が脆弱国家リストからコソヴォを除外

7月9日、コソヴォ中央銀行は、世界銀行（The World Bank）がコソヴォを制度的・社会的に脆弱な国家のリストから除外したと発表した 。

コソヴォ中銀のプレスリリースによると、世界銀行は、7月9日に公表した2026年版の「脆弱・紛争影響国リスト（Fragile and Conflict-Affected Countries List）」において、コソヴォを正式に同リストから除外した 。

コソヴォ中銀は、「これはコソヴォにとって画期的な出来事であり、制度的回復力、マクロ経済の安定、金融ガバナンス、法の支配における同国の継続的な進歩を反映している」と述べて、この決定を評価した 。

2006年に初めて公表されたこのリストは、困難で複雑な環境下にある国々への世銀のアプローチや政策を適応させることを目的としている 。世銀ウェブサイトの説明によれば、紛争と脆弱性の複雑さから、このリストは必ずしも包括的なものではないとされている 。リストは、政策と制度の質に基づく「制度的・社会的に脆弱性の高い国」と、人口比での紛争関連死者数を基準とする「暴力的な紛争の影響下にある国」の2つのカテゴリーで構成されており、コソヴォはこれまで、ブルンジ、エリトリア、リビア、東ティモール、ヴェネズエラ、ジンバブエ等とともに、このうちの「制度的・社会的に脆弱性の高い国」に含まれていた 。

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