
テレコム・セルビア、最大12億ユーロの社債発行を計画
セルビアの国営電気通信事業者であるテレコム・セルビア(Telekom Srbija)は、2025年および2026年にかけて最大12億ユーロ(約1.4億ドル)にのぼる長期社債を発行する計画を明らかにした。
この計画は、6月末に開催された同社の定時株主総会において承認されたものである。同社が公式ウェブサイトで投資家向けに公開した文書によると、今後は取締役会が具体的な社債発行条件を決定する段階へと移行する。現時点において、調達する資金の使途は特定されていない。
テレコム・セルビアは、2024年10月にもダブリン証券取引所において9億ドルのユーロ債を発行しており、その際は既存の債務の借り換えに充当していた。
同社の株式は、セルビア政府が58.11%を保有し、事実上の支配権を握っている。その他、同社自身が20%の自己株式を保有し、現・元従業員らが6.94%、残りの14.95%を個人株主が所有している。なお、同社の2024年における純利益は101億ディナール(約8,620万ユーロ)となり、前年の342億ディナールから大幅に減少していた。
(アイキャッチ画像出典:Shutterstock)
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